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キャッシュレス決済とは?知って得する選び方・使い方

キャッシュレス決済とは?知って得する選び方・使い方

現金不要でスピーディーに支払いができるキャッシュレス決済。少し知っているだけで得することもあるかもしれません。日々の生活に取り入れられないか、考えてみましょう。

目次


  1. キャッシュレス決済とは?
  2. キャッシュレス決済 3つのメリット
  3. キャッシュレス決済 3つのデメリット
  4. 代表的なキャッシュレス決済の種類とは?
  5. キャッシュレス決済の選び方! 4つのポイントとは?
  6. キャッシュレス決済を活用するためのポイント
  7. 自分に合ったキャッシュレス決済を見つけよう

キャッシュレス決済とは?

キャッシュレス決済とは?

キャッシュレス決済とは、紙幣や硬貨などの現金を使わずに支払いをする手段のことを指します。 クレジットカードや電子マネーなどさまざまな種類があり、ここ数年で利用者が増えてきているのが特徴です。実際に、キャッシュレス決済比率(国の家計最終消費支出に占めるキャッシュレス支払額の割合のこと)は、年々増加傾向となっています。直接現金に触れる必要がないという衛生面のメリットから、コロナ禍に利用者が増えたこともあり、2021年にキャッシュレス決済比率は30%を超えました。

マイナポイント事業をはじめとして、国もキャッシュレス決済の推進に力を入れています。大阪・関西万博に向けて、2025年までにキャッシュレス決済の比率を40%まで高める方針が発表されています。

キャッシュレス決済     3つのメリット

キャッシュレス決済     3つのメリット

キャッシュレス決済を利用する主なメリットは次の通りです。

  • 現金が手元になくても支払いができる
  • 毎回の支払いでポイントが貯まる
  • 支払い履歴が確認できる

現金が手元になくても支払いができる

現金の持ち合わせがなくても支払いできるのが、キャッシュレス決済の大きなメリットです。カードやスマートフォンさえあれば、買いたいものをその場ですぐ手に入れられます。現金を持たなくてよいため、お釣りのやり取りをしたり、お金を銀行から引き出したりする手間もかからず、スピーディーに支払いができるのも魅力です。ATM手数料も節約できるでしょう。万が一、カードを落としてしまっても、カード会社に連絡をして利用を無効にすることで被害を最小限に抑えられる点も安心して利用できるポイントです。スマートフォンを落としてしまった場合は、速やかに携帯電話会社に連絡をし、キャッシュレス決済のアカウントの停止の依頼をしましょう。なお、カード会社やキャッシュレス決済サービスの会社によっては、警察への届け出が補償を受けるための条件になっていることもあります。カードやスマートフォンを落としてしまったら、警察に遺失届の提出が必要ないか確認しましょう。

毎回の支払いでポイントが貯まる

現金で決済する場合と異なり、毎回の支払いでポイントが貯まるのがメリットです。貯まったポイントはクレジットカードの支払いやそのまま電子マネーとして利用できます。光熱費や家賃など、固定費の支払いに利用すれば、年間を通して多くのポイントを貯められるでしょう。ただし、ポイントの還元率や付与条件は、利用するキャッシュレス決済の種類によって大きく異なります。

支払い履歴が確認できる

多くのキャッシュレス決済では、支払い履歴がデータ化され、Web上に記録されます。レシートを保管したり、紙の家計簿をつけたりしなくても、会員ページからアクセスするだけで、お金の流れを確認できるのがメリットです。手軽に家計管理ができ、無駄遣いの防止にもつながります。

キャッシュレス決済     3つのデメリット

キャッシュレス決済     3つのデメリット

キャッシュレス決済のデメリットにも目を向けてみましょう。主に次のようなデメリットがあります。

  • つい使いすぎてしまう可能性がある
  • 不正利用のリスクがある
  • 全ての場所で利用できるとは限らない

つい使いすぎてしまう可能性がある

キャッシュレス決済は現金を使わないため、お金を使っている感覚が薄れてしまうのがデメリットです。手元の現金が減ることなく手軽に買い物ができてしまうこともあり、予算を考えず、つい使い過ぎてしまう可能性があります。

不正利用のリスクがある

キャッシュレス決済には、スキミングや盗難などにより、不正利用されるリスクがあります。スキミングとは、特殊な端末を使ってカード情報を不正に抜き取る行為や犯罪のことです。

QRコード決済を利用する場合には、本物のQRコードの上に偽のQRコードを重ねて読み込ませることで、金銭や個人情報を詐取する「ステッカー型詐欺」にも注意しましょう。

不正利用に対する補償制度が設けられているケースもありますが、不正に使用されたお金が必ず戻ってくるとは限りません。本人認証サービス(3Dセキュア)を利用したり、生体認証を設定したりするなど、自身でできる限りの対策をしておきましょう。

全ての場所で利用できるとは限らない

キャッシュレス決済自体の利用件数は増加傾向にあるものの、全ての店舗やサービスで利用できるわけではありません。業種によっては「手数料負担が高い」「メリットを感じない」などの理由から、導入が進んでいないケースも多く見られます。

代表的なキャッシュレス決済の種類とは?

代表的なキャッシュレス決済の種類とは?

キャッシュレス決済は、カードを利用する方法と、スマートフォンを利用する方法に大きく分けられます。ここでは、代表的なキャッシュレス決済の種類や特徴について見ていきましょう。

最も多く利用されている「クレジットカード決済」

クレジットカード決済は、銀行や各カード会社が発行するクレジットカードを使って支払う方法のことです。数あるキャッシュレス決済の中で、最も多く利用されています。後払いとなるため、カードを利用するタイミングと、実際に利用代金が指定口座から引き落としされるタイミングに時差があるのが特徴です。一般的なクレジットカードであれば、当月の利用代金は翌月末あるいは翌々月のはじめ頃に支払うケースが多くなっているため、実質的に支払いを先延ばしにできる仕組みになっています。

カードを決済端末へ差し込んだり、タッチしたりすることで利用できます。海外旅行保険やポイントサービスなど、付帯サービスが充実しているクレジットカードも多く、使い勝手の良さも魅力の一つです。

ただし、利用するためにはクレジットカード会社の審査を通過する必要があります。電子マネーと比べると利用限度額が高く設定されていることが一般的ではありますが、審査次第で利用枠が少額となる場合もあるため注意しましょう。年会費がかかるクレジットカードの場合、年会費に見合ったサービスの提供があるのか、見極めることも大切です。

原則として審査不要で利用できる「デビットカード決済」

デビットカード決済は、銀行や各カード会社が発行するデビットカードを使って支払う方法のことです。審査不要で一定の年齢以上であれば未成年でも利用できる点や、利用限度額が口座の預金の範囲内になる点で、クレジットカードと異なります。口座預金が足りていればチャージをする手間なく、クレジットカードと同様の使い方ができるのが魅力です。

事前に利用金額をチャージする「プリペイドカード決済」

プリペイドカード決済は、あらかじめお金をチャージしておいたカードを利用して支払いをする方法のことを指します。

プリペイドカードは、あらかじめ使える金額が決められている「使い切り型」と、残高がなくなった場合に都度チャージをして繰り返し使える「チャージ型」の2種類があります。クレジットカードやデビットカードを持てない未成年でも利用できるのがメリットです。一般的に、クレジットカードが使える店舗ではプリペイドカードも利用できるようになっています。

スピーディーに支払いができる「電子マネー決済」

専用の端末にスマートフォンやICカードをかざすだけで支払いを完了できるのが電子マネー決済です。電車やバスなどで利用できる交通系の電子マネーが主流でしたが、現在ではコンビニやスーパーなど幅広い店舗で利用できる種類も増えてきています。

クレジットカードのように、決済時に暗証番号を入力する必要がなく、スピーディーに決済できるのが特徴です。事前にチャージをする前払い方式だけではなく、クレジットカードやデビットカードを紐づけることで、後払いや即時払いに対応可能な電子マネーもあります。

利用者が急増している「バーコード決済(QRコード決済)」

バーコード決済(QRコード決済)とは、あらかじめスマートフォンにインストールしておいた決済アプリを利用して、支払いをする方法です。

使い方としては、スマートフォンの画面に決済アプリのQRコードやバーコードを表示させ、それを店側に読み取ってもらう方法と、店側が提示したQRコードやバーコードをスマートフォンの決済アプリで読み取る方法の2種類があります。バーコード決済サービスを提供する事業者が増えたこともあり、ここ数年で利用者が急増しているのが特徴です。アプリによっては、ユーザー同士の送金機能を備えているものもあり、利便性の高さも魅力となっています。

キャッシュレス決済の選び方!     4つのポイントとは?

キャッシュレス決済の選び方!     4つのポイントとは?

どのキャッシュレス決済を使うべきなのか、迷ったときには次にあげるポイントを参考にして選ぶとよいかもしれません。

  • 利用する目的や用途で選ぶ
  • ポイントの貯めやすさや使いやすさで選ぶ
  • 支払い方法で選ぶ
  • 利用できる店舗で選ぶ

利用する目的や用途で選ぶ

目的や用途から、利用するキャッシュレス決済を選ぶのも一つの手です。たとえば、高額の決済をしたいならクレジットカードを、公共交通機関をよく利用するなら交通系電子マネーを利用するのがよいでしょう。友人との会食が多い人は、送金機能があり、割り勘に便利なバーコード決済がおすすめです。

ポイントの貯めやすさや使いやすさで選ぶ

キャッシュレス決済を選ぶときには、ポイントの還元率に着目してみましょう。とくにバーコード決済は、キャンペーンが行われることも多く、ポイント還元率が高い傾向にあります。高還元率が期待できるクレジットカードを利用するのも一つの手です。

ただし、いくらポイントが貯まりやすくても、使いにくいポイントであれば意味がありません。いくらから、どのような商品と交換できるのか、あるいは貯まったポイントが支払いに使えるのか、などを事前に確認しておきましょう。

支払い方法で選ぶ

キャッシュレス決済の精算方法には、前払い、即時払い、後払いの3つがあります。それぞれの特徴は次の通りです。

精算方法

決済タイミング     

メリット

デメリット

代表的なキャッシュレス決済

前払い

事前にチャージされた金額の範囲内で引き落とされる     

使い過ぎを防げる

チャージが必要

プリペイドカード

電子マネー決済

バーコード決済

即時払い

利用した直後に銀行口座から自動引き落としされる

使い過ぎを防げる

チャージが不要

銀行口座残高の注意が必要

デビットカード

電子マネー決済

バーコード決済

後払い

後日請求されて銀行口座から引き落とされる

支払いを先延ばしにできる

チャージが不要

使い過ぎてしまう可能性がある

クレジットカード

電子マネー決済

バーコード決済

利用できる店舗で選ぶ

普段の生活の中でよく利用する店舗やサービスがキャッシュレス決済に対応しているかどうかは大切なポイントです。そもそも身近なところで利用できなければ、キャッシュレス決済を選ぶ意味がなくなってしまいます。幅広い場所で利用したいのであれば、普及率の高いクレジットカードやバーコード決済を利用するのが無難です。

キャッシュレス決済を活用するためのポイント

キャッシュレス決済を活用するためのポイント

ここでは、キャッシュレス決済を上手に活用するためのコツをご紹介します。

利用するキャッシュレス決済サービスを絞ろう

利用するキャッシュレス決済を増やし過ぎると、管理しきれなくなる可能性があります。お得なキャンペーンがあるからといって、むやみに利用するサービスを増やすのではなく、1つか2つに絞りましょう。

スマートフォンの充電や通信環境に注意しよう

バーコード決済では電池切れや電波状況によりスマートフォンが使えなくなると、決済自体ができなくなってしまいます。チャージや支払い履歴の管理をする際など、スマートフォンを使う場面は多いはずです。キャッシュレス決済を活用したいのであれば、常にスマートフォンの充電や通信状況を気にかけておきましょう。

現金も持っていた方がベター

キャッシュレス決済は全ての店舗で導入されているわけでありません。導入されている場合でも、災害時や大規模な通信障害などにより、利用できなくなる可能性があります。キャッシュレス決済だけを頼りにするのではなく、ある程度の現金は持っていたほうがよいでしょう。

自分に合ったキャッシュレス決済を見つけよう

自分に合ったキャッシュレス決済を見つけよう

キャッシュレス決済は、現金を持たなくても支払いができ、使い方によっては現金払いよりもお得になることもある、便利な決済手段です。ただし、不正利用されるリスクや、つい使い過ぎてしまうリスクもあります。この記事を参考にしながら、キャッシュレス決済に関する理解を深め、自分のライフスタイルや利用シーンに合わせた決済手段を見つけましょう。

参考資料

 

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