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記事提供:小学館の幼児教室ドラキッズ

「非認知能力」はどんな能力?伸ばし方や非認知能力が高い人の特徴は?

「非認知能力」はどんな能力?伸ばし方や非認知能力が高い人の特徴は?

子育てによいと言われるものは、どんどん取り入れたいのが親の気持ちですよね。
海外で注目され、日本でも知られ始めている「非認知能力」が気になる方もいらっしゃるのではないでしょうか。

「幼児期にこそ身につけておきたい力」であり「大人になってからも役に立つ力」だと言われている「非認知能力」とは、いったいどんな力で、どのように役立つのでしょうか。ここでは、「非認知能力」とはどんな力なのかを解説し、日々の育児でどのように育まれるのかを紹介します。

目次


  1. 「非認能力」とは?
  2. 幼児期に「非認知能力」を育むポイント
  3. 非認知能力を育むことは重要

「非認能力」とは?

IQや学校のテストのように数値化できる認知能力に対し、「非認知能力」とは、目に見えない感情や心の働きといったような、数値化しにくい分野の能力のことを言います。

社会情動的スキルとも呼ばれ、例えば

  • 自分で目標を決めて取り組める
  • まわりの人と円滑にコミュニケーションができる
  • 自分を大事に思える

といった力のことです。これらは、幼児期だけではなく、人生そのものに深く関わってくるものだとされています。

今までの社会では、学力やIQ、運動能力といった目に見える結果や数値化できる力である認知能力の方が重視されてきました。

しかし、最近の研究では、目に見える力・数値化できる力である認知能力よりも、目に見えない力・数値化しにくい力である非認知能力の方が将来の成功につながるということがわかってきています。

ここでは、非認知能力とは、具体的にどのような力なのかを見ていきましょう。

◆非認知能力 その1:意欲・意志力がある、何かに夢中になる力

子ども自身が自分の意志で行動する力、好きなものに夢中になる力は非認知能力のひとつです。

意欲や意志を持った子どもは、自分がやると決めたら、大人が思った以上に考えを巡らせ、何かを想像したり、創り出したりすることができます。できなかったことをできるようにするにはどうすればいいのかを考えていろいろと試すことにも積極的です。うまくできないときは、「なぜかな?」「どうしたらいいのかな?」と子どもなりに考えて解決する場合も。失敗しても何度も挑戦する気持ちを持っています。
また、好きなものに熱中すると、まわりの人が声をかけても気が付かないほどの集中力を発揮します。

意欲を持って取り組んだり、好きなものに夢中になったりする力は大人になっても必要な力です。一生役に立つ力と言えるでしょう。

◆非認知能力 その2:自分のことを好きだと思える力

「自分はそのままの自分でいいのだ」と思える自己肯定感も非認知能力です。

特に幼児期の子どもは、いちばん身近な存在である親から愛されることがなによりも大切です。自分のすべてを受け止めてもらえると心が安定し、自分に自信を持つことができます。親をはじめとするまわりの人に大切にされたら、子どもも親やまわりの人たちを大切にし、思いやる心が芽生えます。「成功しても失敗しても、家族が自分を大切に見守ってくれている」という気持ちがあるので、臆せずやりたいことに積極的にチャレンジするでしょう。

一方、自己肯定感が低いと、「やりたい」と思う意欲を持ちにくいようです。やりたいことが見つかっても「自分にはできるわけがない」と気持ちに蓋をしてしまう場合もあります。 「家族は自分を好きだ」という自己肯定感が、何かをしようと思う気持ちの土台になるのです。

◆非認知能力 その3:自分の気持ちを前向きにコントロールする力

非認知能力には、自分の感情をコントロールできる力、気持ちの切り替えができる力もあります。

自分の気持ちをコントロールするというのは、感情を押し殺して我慢をするということではありません。反対に、自分の思い通りにならないからと怒ったり、泣いたり、相手のことを傷つけたり、何かをやってもうまくいかないからと途中で投げ出したりするのは、感情のまま行動していると言えます。

そうではなく、「嫌だな」と思う自分の心に正面から向き合って、どうすればいいかを自分で考えて行動していくのが自分の気持ちをコントロールするということです。これから先大人になってもその力があれば、困難にぶつかっても気持ちを切り替えて、対処でき、自分の力で乗り越えられるようになります。

◆非認知能力 その4:他者とコミュニケーションができる力

人と協働したり、人に思いやりを持ったりする力も非認知能力です。

幼稚園、小学校、中学校や高校、大学、さらに社会に出ても、私たちはさまざまな人と出会います。また、一緒に何かを生み出したり、助け合ったりする機会もたくさんあります。そのような場面では、相手の気持ちも思いやりながら、行動できる力が求められます。また自分の意見を伝えることやリーダーシップを求められる場合もあるでしょう。
人とコミュニケーションできる力は、幼児期はもちろん、大人になってからも必要な力です。

◆非認知能力の高い人の特徴

非認知能力が育まれ、大人になった人はどんな人なのでしょうか。

  • 情緒が安定している
  • 主体性がある
  • 人間関係が良好である
  • コミュニケーション能力が高い
  • 共感力が高く、人間理解が深い
  • さまざまなことに意欲的に取り組む
  • 問題解決力が高い
  • 思考力に優れ、豊かな創造性を持つ
  • 自己管理能力がある
  • 物事を前向きに捉える
  • 人生の満足度が高い身体的な健康度が高い

さまざまな研究で、非認知能力が高い人にはこのような傾向が見られることがわかっています。

非認知能力が高い人の傾向を見ていると、自分の望む人生を切り開いていける人と言えます。つまり、非認知能力が高い人とは、幸せに生きる力を持った人なのです。

幼児期に「非認知能力」を育むポイント

幼児期に「非認知能力」を育むポイント

非認知能力は、「社会と上手に関わり、生きていくための力」とも言えます。数値化できない力ですから、明確に成果としてはわかりにくく、すぐに答えが出るものではありません。

大人になってからも高めることはできますが、脳が発達段階にあり、人としての土台が作られる幼児期の方が育みやすいと言われています。幼児期に身についていれば、その後の長い人生にとって有意義と言えるでしょう。
では、非認知能力が育ちやすい幼児期に、保護者はどのように接していくといいのか、紹介していきます。

◆子どもをまるごと受け止める

親子のスキンシップやコミュニケーションを通して、子どもは「自分は自分のままでここにいてもいいのだ」と自己肯定感を高めていきます。
何があろうと、絶対に手を差し伸べてくれる、味方になってくれる人がいるという安心感がお子さんの心を安定させ、自分のことを大切に思うことにつながります。また、いろいろなことに好奇心を持ち、「自分ならできる」とポジティブな感情でチャレンジできるようになっていきます。

「自分そのものを認めてもらっている」という自己肯定感は「非認知能力の土台」となります。

◆いろいろな遊びやお手伝いに日常的に取り組む

自宅でのひとり遊びや兄弟・姉妹との遊び、ごっこ遊び、体を使う外遊び、身近なものを使っての工作遊びなど、さまざまな遊びを思い切りさせてあげましょう。また、何をして遊びたいのかを自分で決めさせてあげましょう。主体的に遊べるお子さんは、何をするにも自ら積極的に動こうという意欲を持てるようになり、遊びの中で工夫する力も身につけていきます。

お友だちと一緒に遊ぶことは、人と協力して何かを行う楽しさを知る絶好の機会です。人との関わりにはルールがあることや我慢を求められること、自分の意見を主張しなくては伝わらない、という発見もあるでしょう。人を思いやる気持ちも育み、自分の思い通りに遊べない時があっても、気持ちを切り替えられるようになります。

たくさん遊んだ子どもは、小学校以降の勉強に高い意欲を持って取り組む傾向にあるとも言われています。

お手伝いも非認知能力を伸ばします。お皿を並べたり、洗濯物を畳んだり、年齢に応じてできることをしてもらいましょう。経験を通して生活の中で必要な力や考える力が育ちます。また「ありがとう。助かったよ」などと感謝の言葉をかけられることで、子どもは自分の行動が人の役に立つことを理解します。

日々の暮らしの中での遊びやお手伝いから得る、さまざまな経験や感情が、非認知能力を育みます。

◆子どもの好きなことをさせる

お子さんが好きなことを見つけ、「やってみたい」と意欲を見せたら、その思いを受けとめるのが親の役目です。チャレンジする子どもを応援して見守る気持ちを持ちましょう。

ひとつの好きなことをきっかけに興味が枝葉的に広がっていくことも、子どもにはよくあります。 電車好きのお子さんが、車両の名前や路線の名前、駅の名前を覚え、日本地図に興味を持つようになった、などがよくある例です。保護者の方に聞くと「親が教えなくても、いつの間にか、勝手に地図を見るようになっていました」とよくおっしゃいますよね。知的好奇心が刺激され、自分でどんどん知識を深めるようになるのです。

ご自身が子ども時代に、やりたかったけれどできなかったことを子どもに託したり、「子どもが苦労しないように、子どものためを思って」と先回りしていろいろ与えたりすることは、思い当たるふしがあるのではないでしょうか。 でも、それは親自身の気持ちです。お子さんはやりたいと思っていなかったり、興味がなかったりする場合もありますから、無理にやらせるのは避けましょう。

お子さん自身が押し付けられていると感じる状態が続くと、「自分がやりたいと言っても、お母さんは聞いてくれない」とやる気の芽をつんでしまいます。好きなことを見つけても否定されるだけだと思い、何に対しても意欲を持てないようになってしまう可能性もあります。

お子さんが好きなことを見つけたら、まず否定しないでくださいね。「好きなことをやる自分を応援してくれる」と感じられたお子さんは、自己肯定感を高め、非認知能力を身につけることができるでしょう。

非認知能力を育むことは重要

非認知能力は、学校の試験の点数や運動能力といった目に見える結果ではなく、正解がないため、数値化もできません。

しかし、子どもでも、大人になっても生きるために必要な力で、人生をより豊かにするものと言えるでしょう。

幼児期から非認知能力を育むには、「お子さんの気持ちや主体性を大事にし、自己肯定感が高まる」よう心がけることが大切です。

「自分を愛してくれるおうちの人がいるから、自分は自分のままでいいのだ」という絶対的な安心感を土台にしたお子さんは、遊びやお友だちとの関わりなどを通じて、疑問を解決しようと探究したり、一緒に何かを成し遂げようとし、つらいことから逃げずに自分の気持ちをコントロールしたりする力を育んでいきます。

さまざまな体験からも子どもは、非認知能力<前向きに取り組む力><あきらめずに挑戦する力><他者とコミュニケーションする力>を自然に養います。

小学館の幼児教室『ドラキッズ』では楽しく学びながらお友だちや講師とのコミュニケーションを通じて非認知能力が育まれるような指導を取り入れています。幼児期のさまざまな経験によって育まれた非認知能力は、お子さん自身の可能性を広げていくでしょう。

まずはお子さんがいろいろなことに興味や関心を持てる環境を作ってあげることが大切です。

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