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衣替えをしない人は約36% 収納テクニックや注意点を解説

そろそろ衣替えのために衣服を整理したい…と考えている方も多いのではないでしょうか。実は近年、衣替えを行わないという方もふえているんです。一方で、正しい衣服の収納方法がわからず放置してしまっている…という方も。そこで今回は、衣替えですぐ使えるテクニックや注意点をご紹介します。

目次


  1. 衣替えを一斉に行う人は4分の1以下
  2. 衣替えをしない収納とは?
  3. 衣服収納のための注意点とコツ
  4. 自分に合った適切な収納を見つけて

衣替えを一斉に行う人は4分の1以下

衣替えを一斉に行う人は4分の1以下

しっかりと衣替えを行う人は意外と少ない

エステー株式会社が2023年3月に行った調査では、20〜69歳の男女1,212人のうち「季節の変わり目に、一斉に衣服を入れ替えている」と答えた方は22.9%。「気温や状況に合わせて、徐々に入れ替えをしている」が40.9%、「入れ替えはしない」が35.9%という結果になりました。

衣替えを行わない理由としては、「面倒」「衣類が少なく、する必要がない」「近年は気温の変化が大きく、タイミングが難しい」などがあげられました。ライフスタイルの多様化や気候の変化により、世間の衣替え事情も大きく変わってきているようです。

収納方法はクローゼット派が半数を占める

衣服の収納方法に関しては、クローゼット派が48.1%、タンス派が27.3%で、約半数がクローゼット(ウォークインクローゼットを含む)を使用していることがわかりました。

また、収納のお悩みに関しては、衣服が多く収納しきれなかったり、うまく選別して処分できなかったりすることに不満を抱いている方が多いようです。

衣替えをしない収納とは?

衣替えをしない収納とは?

次では、衣替えを行わないことによるメリット・デメリット、その具体的なポイントを見ていきましょう。

衣替えする収納・しない収納のメリット・デメリット

衣替えを行う場合、季節ごとに衣服をクリーニングに出したり、収納ケースのほこりや虫対策を行ったりと、面倒に感じる作業も多く発生します。衣替えをしない収納には、すべての衣服を一箇所にしまってその手間を減らせるというメリットがあるのです。

一方で、服がふえて収納しきれなくなったり、手入れをしないまま放置してしまいがちになるというデメリットもあります。

 

メリット

デメリット

衣替えする収納

・定期的に衣服を見直せる

・定期的に掃除ができる

・時間がかかる

・服が見つけにくい場合も

衣替えしない収納

・服の総量が把握しやすい

・手間が減る

・服がふえると収納できない

・手入れをさぼってしまう

衣替えしない収納のポイント

では、衣替えしない場合、どのように収納すれば良いのでしょうか?

主に次の3つがポイントとなります。

(1)衣服の量もしくは収納のサイズを見直す

すべてのシーズンの服がまとめられるよう大きな収納を用意するか、衣服の量を調整しましょう。衣服の量の目安は1シーズンにつき、4~5着ほどです。

(2)衣服を分類する

収納時、以下のような条件で分類すると便利です。

  • 着る人
  • シーズン
  • カテゴリ(トップスやスカートなど、ショップのカテゴリ分けを参考に)
  • 使用頻度

シワが気になる服や丈が長い服は、引き出しよりハンガーに掛ける収納がおすすめです。取り出すときのために、使用頻度の高いものから手前にしまいましょう。

(3)収納用具を統一する

ハンガーなどの収納用具を統一することで、取り出しやすく見た目もすっきりします。スリムで滑り止めがついたものがとくにおすすめです。収納ボックスを使う場合も、形や大きさを統一しましょう。

衣服収納のための注意点とコツ

衣服収納のための注意点とコツ

また、衣替えの有無にかかわらず衣類収納の際に注意したい点とコツについて解説します。忘れがちですがとても大切なので、しっかりチェックしてくださいね。

(1)クリーニングを忘れずに!

しばらく使わないコートなどの冬物は必ずクリーニングに出しましょう。なるべくきれいな状態でしまうことが長持ちさせるカギです。

(2)引き出しは定期的に掃除をする

衣替えをしないという方は、虫やカビの温床にならないよう、引き出しなどにほこりがたまらないよう気をつけましょう。衣類をすべて収納から出し、「モップがけ→乾拭き→掃除機」の順で、湿気とほこりを取り除きます。

(3)防虫剤・除湿剤は正しい使い方を

防虫剤を置いていても、適正量ではない、使用期限を過ぎているということもよくあります。十分な効果を得るために、パッケージの使用方法をきちんと確認しましょう。

(4)シワにならないしまい方をする

長い間引き出しに衣服を入れておく場合は畳み方に気をつけましょう。襟や袖、ボタンがついた部分は内側になるよう織り込むとシワになりにくいと言われています。ケースからはみ出ないよう、畳む大きさにも気をつけて、分厚く重たいものから下に収納します。

自分に合った適切な収納を見つけて

自分に合った適切な収納を見つけて

衣替えは優先順位が低かったりシンプルに面倒だったりで、つい後回しにしてしまいがちです。しかし、自分に合ったやり方を見つければ負担を軽減できます。衣服を着ないまま放置すると虫やカビがわいてしまうことも…。大切な衣服をダメージから守るためにも、収納の仕方や衣類の量が適切か、定期的に確認するようにしましょう。

▼参考資料

  • 令和の衣替え実態調査 「季節の変わり目の一斉衣替え」を行うのは"4人に1人以下" 「徐々替え」など、最近の衣替えを調査 クローゼット収納派が半数も、衣類をうまく保管できていない人が多数 お手入れ意識の低下で衣類寿命を縮めるリスクも(エステー株式会社)

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