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20代独身女性が入るべき保険は?選ぶときのポイントや注意点

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公益財団法人生命保険文化センターによると、20代女性の生命保険への加入率*1は57.1%と、他の年代に比べて非常に低くなっています。社会人になりたての方も多く、日々の仕事や生活で手いっぱいで、保険にまで頭が回らないという方も多いでしょう。また保険に関する基礎知識が少なく、どの保険に加入すべきかわからない方も少なくないはずです。

本記事では、20代の独身女性におすすめの保険と加入時の注意点について詳しく解説します。

 

*1https://www.jili.or.jp/lifeplan/lifesecurity/1221.html

 

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目次


  1. 20代独身女性におすすめの保険は?
  2. 20代の独身女性が最低限入るべき保険の決め方
  3. 20代独身女性が保険を選ぶポイントと注意点
  4. 20代女性独身女性にとって適切な保険を見極めることが大切

20代独身女性におすすめの保険は?

生命保険に関する資料

生命保険には医療保険、がん保険、就業不能保険、個人年金保険、死亡保険など多くの種類があり、目的に応じた保険を選ぶ必要があります。ここでは20代の独身女性におすすめの保険について、その特徴と加入をお勧めする理由を解説します。

医療保険 

医療保険とは、病気やケガなどで、治療が必要になった際に医療費の負担を軽減させるための保険です。

医療保険には「終身医療保険(終身型)」と「定期医療保険(定期型)」があります。終身型とは保障が一生涯続き、保険料が契約時から変わりません。一方定期型は保険期間を5年や10年などに設定して、その期間内であれば保障を受けられるというものです。保障期間が終了しても、契約を更新すると同じ保障を継続させることができますが、更新時の年齢で保険料が再計算され保険料が上がっていくという特徴があります。

医療保険には、乳がんや子宮頸がんのような女性特有の疾患に備えた保障内容を設定しているものもあります。さらに妊娠や出産に起因する疾病を保障してくれるものもあり、これから妊娠、出産の可能性がある20代独身女性は加入しておくのがおすすめです。

がん保険

がん保険とは、がんになった際にかかるお金の負担をカバーしてくれる保険です。幅広い病気に対して手広く保障してくれる医療保険とは異なり、がん保険はがんの治療に特化しているのが特徴です。

がん保険には主に、がんと診断された際に受け取る「がん診断給付金」、がん治療をサポートする「がん治療給付金」、がん治療の入院時に、入院日数に応じて受け取れる「がん入院給付金」、がん手術を受ける際の「がん手術給付金」といった保障があります。

一般的に、がんの治療は他の病気と比較して高額になることが多く、がん治療に有効とされる先進医療は保険適用されません。収入がまだそれほど高くない20代独身女性にとって、加入しておくと万が一の際に安心な保険と言えるでしょう。

就業不能保険

就業不能保険とは、病気やケガで長期間働けなくなった時の経済的リスクに備える保険です。働くことができず、収入が減少すると生活費や治療費などの支払いが不安になりますが、就業不能保険は減ってしまった収入を保険でカバーするというものです。

就業不能保険に加入すると、被保険者が所定の就業不能状態となった時に毎月就業不能給付金を受け取ることができます。

会社員になってからの期間が浅い、若い世代は貯畜が十分でないことも多く、収入が途絶えると生活資金が不足し、その後の生活が苦しくなるケースが考えられます。就業不能保険も、20代独身女性におすすめできる保険と言えるでしょう。

個人年金保険

年金には公的年金といわれる国民年金や厚生年金とは別に、公的年金に上乗せする私的年金があります。個人年金保険とはこの私的年金の一つです。

基本的に個人年金保険は、契約時に受け取り年齢を定め、一定期間、または生涯にわたって毎年、一定額の年金が受け取れる貯蓄型の保険です。
個人年金保険は貯蓄型の保険で、若いタイミングから加入しておけば毎月の保険料の負担を抑えることができます。また、一般的にはより若い方のほうが、解約返戻率が高くなるメリットもあり、20代独身女性におすすめしたい保険です。

死亡保険

死亡保険とは加入者が死亡した、あるいは高度障害状態になった際、家族に保険金が支払われる保険です。死亡保険には保険料が基本的に掛け捨てで保険期間が定まっている「定期保険」、貯蓄性があり保障が一生涯続く「終身保険」、保障期間が一定で貯蓄性のある「養老保険」があります。貯蓄型保険に関しては、死亡時の葬儀費用をまかなえるほか、途中で解約して老後資金にすることもできます。

一般的に死亡するリスクは年齢に比例して高くなるので、健康状態が良く、年齢が若いうちに加入したほうが保険料を安く抑えることができます。20代の独身女性は早めに加入することで年齢が上がってから加入するよりも死亡保険の保険料を割安でおさえることができる可能性があるので、将来の家族のためにも若いうちに加入しておくことをおすすめします。

20代の独身女性が最低限入るべき保険の決め方

資料を指さし説明を行っている様子

20代の独身女性がすべての保険に加入することは難しいものです。そこで、自分が本当に入るべき保険はどれなのか、ライフプランやライフステージを考えて優先順位を決めることをおすすめします。 

優先順位が高いと考えられるのは医療保険です。医療保険に加入することで、万が一の病気やケガに備えることができ、治療が長期化した際の負担をカバーできます。特に女性特有の病気である乳がんは、女性のがん罹患数*2が最も多いがんです。医療保険によっては妊娠中に加入できない保険もありますので、妊娠時のトラブルにも備えたい方は妊娠前の早めの時期に加入することを検討しましょう。

*2https://www.jcancer.jp/about_cancer_and_knowledge/%E3%81%8C%E3%82%93%E3%81%AE%E9%83%A8%E4%BD%8D%E5%88%A5%E7%B5%B1%E8%A8%88

次に優先したいのは、働けない期間が生じた際、収入の減少に備える就業不能保険です。先ほども解説した通り、若い世代は就職してからの期間が短いため年収が高くなく、貯蓄も少ないと考えられます。収入が少ない若い世代こそ、収入の減少に備えた就業不能保険は重要と言えるでしょう。

老後に備える終身保険や個人年金保険は、満期保険金や解約返戻金を老後の生活資金に充てられます。今回紹介した中では優先度がそれほど高くありませんが、払込保険料の一部を運用する貯蓄型保険は長期的な資産形成に役立ちます。老後の生活資金を準備するためにも、若い年代のうちに加入することをおすすめします。

20代独身女性が保険を選ぶポイントと注意点

スマホを操作している女性

同じ種類の「保険」であっても、保険会社や保険商品によってその内容は異なります。ここでは20代の独身女性が保険を選ぶ際のポイントについて解説します。

加入する保険を選ぶポイント

まず押さえておきたいポイントは必要な保障額です。医療費や入院費用、差額ベッド代など、病気やケガになったときに必要になる金額がいくらなのかを確認しましょう。これらの費用が全て自己負担になるわけではありません。健康保険や社会保険といった公的保障や公的給付の制度、金額を確認して、足りない分を保険でカバーできれば安心です。

また20代独身女性は、結婚や出産などでライフステージが変化することがあります。ライフステージの変化に応じて必要な保障は大きく変化します。その都度保険の保障内容を見直すといいでしょう。

保険に加入する際の注意点

保険に加入する際は、保険料が無理なく支払えるかも重要です。保険料は定期的に支払う必要があるため、支払保険料が高過ぎると月々の家計を圧迫するおそれがあります。一般的に保障を厚くするほど保険料は上がるため、必要がない保障内容や特約を外して加入することをおすすめします。

20代女性独身女性にとって適切な保険を見極めることが大切

保険について検討し始めると、あれもこれも必要な気になって心配になりますが、本当に必要な保険や条件を見極めて、自身にぴったりの保険を選択していくことが重要です。保険の適切な選び方がわからない場合は専門家である保険代理店を利用する方法もあります。

ソナミラでは保険の無料相談サービスを行っています。保険代理店で複数の保険会社の商品を取り扱っているため選択肢が豊富で、迷った際はコンシェルジュが一人ひとりの希望に沿ったプランを提案・サポートしてくれます。また保険商品をはじめとした金融商品、お金、ライフプランの相談ができるのも魅力の一つです。オンラインで相談するか店舗で相談するかも選ぶことができ、近くに店舗がない方でも気軽に保険相談ができますよ。

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