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資産運用はどこに相談する?主な相談先や準備しておきたいこと

ネイビーのジャケットを着た女性

資産運用の相談ができる場所として、金融機関や保険代理店などがあげられます。資産運用の情報を収集するうえで、お金に詳しい専門家やファイナンシャルプランナー(FP)に相談することは有意義です。

 

相談場所によって、特徴や強みが異なります。自分に合っている場所を利用すれば、お金に関する悩みや不安を払拭できる可能性が高まるでしょう。

そこで今回は、資産運用の相談ができる場所や、相談先の選び方について解説します。

目次


  1. 資産運用について相談できる場所
  2. 資産運用の相談先の選び方
  3. 資産運用の相談をする前に準備しておきたいこと
  4. 自分に合ったサービスで資産運用の相談を行おう

資産運用について相談できる場所

PCを操作しながら説明をする女性

資産運用に興味があっても、基礎知識や経験がなければ不安、疑問を感じることは多くあるでしょう。資産運用について相談できる場所を利用すれば、不安や疑問を取り払える可能性があります。
以下で、資産運用について相談できる具体的な場所を解説します。

銀行

銀行では窓口などで資産運用について相談できます。口座を開設している銀行であれば、銀行側が自身の預金残高の状況を把握しているため、具体的なアドバイスを受けられるでしょう。
日頃から利用しているメインバンクであれば、なじみがあって相談しやすいのではないでしょうか。銀行によっては、担当者がついてサポートしてくれるところもあります。

NISAをはじめとする金融制度だけでなく、株式や投資信託などの金融商品に関する質問も可能です。住宅ローンを契約している銀行であれば、ローンを加味したうえで適切な資産運用の方法を考えてくれるでしょう。
ただし、銀行によって取り扱っている金融商品の数は異なるうえに、銀行では株式の購入はできません※。普段利用している銀行において、購入できる金融商品が限られている可能性がある点には注意が必要です。

※株式を買うには、証券会社で口座を開設する必要があります。

【出典】
日本証券業協会「株式ってどこで買えるの?」
https//www.jsda.or.jp/jikan/qa/006.html

信用金庫

信用金庫は、地域密着型の金融機関です。一般社団法人全国信用金庫協会によると、信用金庫は「地域に生まれ、地域と共に生きる金融機関」で、主に地元の中小企業や個人向けの金融サービスを提供しています。
銀行は株式会社として株主の利益を追求する一方で、信用金庫は地域住民が利用者・会員となって地域の繁栄を図っています。利益第一主義ではなく、地域社会の利益を優先している点が特徴です。

信用金庫でも、地元の中小企業や個人を対象に資産運用の相談を受けつけています。地域に根ざした金融機関として、相談者に対してきめ細かいサービスを提供してくれるメリットがあります。
ただし、信用金庫によって取り扱っている金融商品に差があり、大規模な銀行と比較すると信用金庫の規模は小さく、資産運用アドバイスに関する専門家の数が少ない可能性があります。

【出典】
一般社団法人全国信用金庫協会 トップ
https//www.shinkin.org/
一般社団法人全国信用金庫協会「信用金庫と銀行・信用組合との違い」
https//www.shinkin.org/shinkin/difference/

証券会社

証券会社は、株式・債券・投資信託などの金融商品を専門的に取り扱っている金融機関です。企業と投資家をつなぐためのサービスを提供しており、金融商品の売買の取り次ぎ・引き受けを担っています。
証券会社の強みは、銀行や信用金庫よりも豊富な金融商品を取り扱っている点です。株式や投資信託などの代表的な金融商品だけでなく、先物やオプション取引など、やや複雑な金融商品に関しても相談できます。

証券会社は市場分析や経済研究に力を入れており、投資家に詳細なレポートを提供しています。資産運用アドバイスのプロが専門的な知識を生かしながら、個人の投資目標やリスク許容度に基づいて、資産運用のアドバイスを授けてくれるでしょう。

ただし、証券会社の中でもインターネット取引に特化しているネット証券では、対面での相談ができない可能性があります。また、専門的な情報や分析レポートを理解できなければ、有意義な相談ができないおそれがあります。

【出典】
日本証券業協会「証券会社のいろは」
https//www.jsda.or.jp/about/torikumi/iroha/index.html

IFA(独立系ファイナンシャルアドバイザー)

IFA(独立系ファイナンシャルアドバイザー)は特定の金融機関に属さずに、独立した立場から資産運用の相談を行っています。特定の金融機関の金融商品やサービスに縛られず、中立的な見地に立ち、幅広い金融商品の中から相談者の希望に合わせた資産運用の提案をしてくれます。

個人のライフプランニングやマネープランニングだけでなく、支出管理の方法や必要な保険の考え方なども含めて、包括的にアドバイスを提供してくれる点がIFAの強みです。
IFAには異動がないため、ずっと同じ担当者についてもらえます。長期にわたって信頼関係を築きやすく、ライフステージの変化が起きても、同じ担当者と資産運用計画の見直しができる点もメリットでしょう。

ただし、IFAに相談した際には相談料や手数料を払う必要があります。料金体系はIFAによって異なります。IFAの能力だけでなくサービスのコストにも意識を向けるとよいでしょう。

さらに、所属金融商品取引業者等と業務委託契約している金融商品仲介業者に所属しているIFAは、業務委託元の金融商品しか提案しないケースが考えられます。必ずしも、IFAからのアドバイスのすべてに独立性や中立性が確保されているわけではない点に注意しましょう。

【出典】
日本経済新聞社「IFAとは 金融機関に属さず資産運用を投資家に助言」
https//www.nikkei.com/article/DGXZQOUB1580K0V11C23A2000000/

保険代理店

保険代理店は、保険会社が取り扱っている保険商品の販売を代行しています。保険代理店では保険のプロが相談を受け、相談者が抱えている不安やニーズをヒアリングしたうえで、合っている保険商品を提案します。複数の保険会社と提携している代理店の場合、豊富な選択肢の中から適切な保険を提案してくれるでしょう。

保険代理店の担当者は、資産運用に加えてリスクを適切に管理する方法をアドバイスしてくれる傾向にあります。必要に応じて、変額保険や貯蓄性保険などの選択肢を提案してくれるでしょう。

ソナミラは保険代理店として、経験豊富なコンシェルジュがあらゆるニーズに対応しています。保険だけでなく資産運用に関する相談も可能で、お金・資産形成に関する疑問や不安を相談できます。
何度でも無料相談できるため、資産運用に興味がある方は気軽に問い合わせてみてはいかがでしょうか。オンライン相談にも対応しており、自宅にいながら保険のプロと話すことができます。

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資産運用の相談先の選び方

電卓を操作する手元

資産運用の相談ができる場所は多種多様です。
役立つアドバイスを受けるためには、自分に合った相談先を見つけることが大切です。以下で、資産運用の相談先を選ぶ際に意識すべきポイントを解説します。

個人や初心者であっても相談しやすいか

相談する会社や金融機関によっては、相談業務の対象が法人で、個人の相談を受けていない場合があります。個人も相談できるか、事前にホームページや電話などで確認しておくとよいでしょう。

さらに、投資初心者であっても相談できる体制が整っていれば安心です。ホームページや実際に利用した人からの評判などを確認し、安心して相談できそうか情報収集しましょう。
もし十分な情報が得られなければ、直接電話して「投資について知識がなくても問題ないか」「資産運用について何もわからないが大丈夫か」と、問い合わせるのもおすすめです。

中立的な立場で提案してくれるか

金融商品や保険などの提案を、中立的な立場からしてくれるのか確認しましょう。中立的な立場なら、自身の相談内容や目的に沿って、特定の業者の商品をひいきせずに適切な選択肢を提案してくれます。
中立的な立場ではない相手に相談すると、相談者に合った商品ではなく、自社商品や業務委託元の商品を勧められるおそれがあります。

実際にコミュニケーションをとりながら、「相談内容をしっかりヒアリングしたうえで、適切な商品を選んでくれる担当者かどうか」を確認しましょう。

長期的なサポートが受けられるか

長期間にわたって資産運用を進めようとしている場合、相談先から長期的なサポートを受けられるか確認しましょう。同じ担当者と長期的な付き合いができれば信頼関係を構築しやすく、いつでもスムーズに相談できるメリットがあります。

たとえば、銀行や信用金庫、証券会社では異動の関係で慣れ親しんだ担当者が代わるケースは往々にしてあり得るでしょう。
お金の管理や運用は、人生で常に考えなくてはいけないことといっても過言ではありません。現在だけでなく、未来や将来を見据えたうえで、長期的な関係が築けるか見極めることが大切です。

資産運用の相談をする前に準備しておきたいこと

ノートを記載する手元

資産運用の相談をする前に、自分自身でも情報収集しながら準備をしておくと、安心して相談できます。
以下で、具体的に準備しておくべきことを解説します。

目的や予算・目標を決めておく

相談する前に、資産運用する目的や運用に振り向ける予算、具体的な運用目標を決めておきましょう。具体的には、「運用の予算は100万円で、子どもの教育資金を300万円ためたい」「運用の予算は500万円で、老後資金を1,000万円ためたい」といったように定めます。

目標額次第で、どの程度のリスクを負うべきかが変わってきます。目的を明確にしてから相談すれば、お金のプロが具体的な手法を考えてくれます。できるだけ予算や目標を具体化しておくと、スムーズに相談を進められるでしょう。

相談する際の料金について確認しておく

相談相手によっては、相談料が発生する場合があります。事前に相談料が必要になるのか確認しましょう。
料金体系は「1時間当たり〇円」「1回当たり〇円」など差があります。「無料だと思っていたら有料だった」という事態を避けるためにも、相談する前に料金について確認しておくと安心です。

予備知識をつけておく

相談する前に、自分自身でも資産運用についての知識を身に付けておきましょう。予備知識がなくても相談できますが、予備知識があればアドバイスの理解が深まります。
深く理解できれば、より納得したうえで家計管理や資産運用ができるでしょう。相談前には、資産運用の手段や投資スタイル、資産運用に関する用語も調べておくことをおすすめします。

資産運用にはリスクが伴うことから、ある程度の知識が求められます。リスクとリターンの関係をはじめ、NISAやiDeCoなど制度の仕組みを学んでおくとよいでしょう。

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自分に合ったサービスで資産運用の相談を行おう

資産運用に関して相談できる場所は多くあります。銀行や証券会社などの金融機関をはじめ、保険代理店でも相談できます。
自分に合った資産運用の手法を把握し、お金の知見を深めるためにも、必要に応じてお金のプロと相談しましょう。ソナミラでは、保険商品や金融商品を幅広く取り扱っています。

相談料は無料なので、漠然とした疑問や不安を抱えている方は、お気軽にお問い合わせください。
資産運用に関するご相談は「ソナミラ」へ!

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