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人生をかけて挑むのは「日本総フィットネス化」!フィットネス・プロデューサーAYAさんが自分を律して運動と向き合い続ける理由

人生をかけて挑むのは「日本総フィットネス化」!フィットネス・プロデューサーAYAさんが自分を律して運動と向き合い続ける理由

後編では、AYAさんの過去と未来に迫ります。フィットネスに出合って人生が変わったというAYAさん。子どもの頃の夢だった「体育の先生」ではなく、フィットネス・プロデューサーとしての働き方を選んだ理由は何だったのでしょうか。また、日頃から「トレーナーはロールモデルであるべき」と考え、理想のトレーナー像を意識して行動しているそうです。自分の心と体にストイックに向き合い、運動を続けてきたAYAさんが考える今後の課題、そして運動習慣がない人が運動を継続するコツも教えていただきました。

目次


  1. 広い層をサポートできる「フィットネス・インストラクター」の道へ
  2. 人生を変えてくれた、「クロスフィット」との出合い
  3. 日本の文化を変えるために、トレーニングの魅力を伝えていくことが課題

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広い層をサポートできる「フィットネス・インストラクター」の道へ

――小さい頃から運動がお好きだったそうですが、もともと運動に関連する仕事をしたいという思いがあったんですか?

AYA:そうですね。実は最初は体育の先生になりたかったんです。小さい頃は父とよくキャッチボールをしていて、運動の楽しさを感じていました。そこで、子どもが最初に知る運動系の仕事って「体育の先生」じゃないですか。だから、体育の先生になると決めていたんです。

広い層をサポートできる「フィットネス・インストラクター」の道へ

――体育の先生!良いですね。それが、どういう経緯で変わったのですか?

AYA:大学生になって初めて進路指導室に行ったときに、フィットネス・インストラクターやスポーツ・トレーナー、スポーツ用品メーカーなど、ほかにも運動に携われる仕事がたくさんあることを知ったんです。体育の先生だと、関わる生徒の年齢がある程度固定されますが、フィットネス・インストラクターだったら、小さい子どもからおじいちゃん、おばあちゃんまで、幅広い年代の方に運動の楽しさを伝えられますよね。そんなところに魅力を感じて、フィットネスの世界に飛び込みました。

――フィットネスではなく、スポーツを追求して選手として活躍する選択肢もあったのでしょうか。

AYA:そうですね。スポーツだと、さまざまな種目のなかから野球やサッカーなど、何か一つに特化していくわけですよね。でもフィットネスの場合は、アスリートの方々が個々のフィールドで力を出し切るために必要な「土台となる力」を養うサポートをする役割を果たします。つまり、スポーツ自体というより、より良いパフォーマンスを発揮するための根っこの部分を支える仕事に魅力を感じたんです。

――フィットネスではなく、スポーツを追求して選手として活躍する選択肢もあったのでしょうか。

――AYAさんなら、選手を目指しても良い成績を収められる気がしますが、それが目標にはならなかったんですね。

AYA:いろいろなことをやってみたいというか、一つのスポーツをずっとやり続けるタイプではないんです。部活でも、中学は陸上、高校はバレーボールと異なるスポーツに取り組んでいます。その理由は、大きく分けてスポーツの2軸と言える「個人競技」と「団体競技」を経験してみないと、運動を教えるのは難しいなと思ったからなんです。当時は10代の子どもながらに、両方のメリット・デメリットを伝えられるようにならないと、というのを考えていました(笑)。

――そんな先を見て部活を選んでいたなんて、素晴らしいです!

AYA:個人競技では自分自身に働きかける心の強さが養われ、団体競技では人を巻き込む力がつきました。両方に取り組んだおかげで今のAYA が形成されたのかな、と思っています。これまでの経験はすべて、今の自分に活きていると感じています。

人生を変えてくれた、「クロスフィット」との出合い

――その後、「クロスフィット」というトレーニングに出合ったことが人生の転機になったと伺いました。どういう経緯でクロスフィットを知ったのですか?

AYA:私がモデルとフィットネス・インストラクターの両立で苦しんでいたとき(前編)に、知人から「クロスフィットをやってみないか」と声をかけられたんです。当時、日本ではまだあまり知られていないトレーニングだったので、それをきっかけに調べ始めました。当時はYouTubeで海外の動画を観るくらいしか方法がなかったのですが、「何でもできる体作り」をコンセプトにした、すごくハードなトレーニング内容に「これは!」と強く衝撃を受けました。また、海外では主流のトレーニングで、海外モデルの多くもクロスフィットを取り入れていることがわかったんです。

――具体的には、クロスフィットのどういうところに衝撃を受けたんですか?

AYA:マシンなどが多く並ぶ今までのジムとは違って、クロスフィットではただ広いスペースにダンベルや懸垂バーが置いてあるだけ。「体を鍛える=マシン・ジム」という考えが強かったので、最初はすごく戸惑いました。マシン・ジムは自分がマシンに合わせて体を動かせば良いのですが、クロスフィットでは自分が自分の体の動かし方をわかっていないと何をすれば良いかわからないんですよ。

人生を変えてくれた、「クロスフィット」との出合い

――なんと、そうなんですね。

AYA:結局、「自分の体を動かして懸垂をする」「自分の体を動かしてダンベルを扱う」というように、自分の体をマシンと捉えてトレーニングするからこそ、体の動かし方をより理解できるようになるわけです。

――クロスフィットを始めたとき、AYAさんは最初からある程度はできたんですか?

AYA:いえ、自分が何もできないということを思い知らされました(笑)。フィットネス・インストラクターのくせに、腕立ては満足にできず、ちゃんとしたスクワットの形がわからない。懸垂にいたっては1回もできない状態でした。そこで、動ける体や筋肉の養い方を、クロスフィットを通して教えてもらいました。クロスフィットの本場であるカリフォルニアにも行き、トレーナーさんたちの人を惹きつける魅力も目の当たりにしてさらに引き込まれましたね。

――日本でイメージするトレーナーとは違った存在感があったんですね。

AYA:当時の日本では、トレーナーって「黒子」みたいな存在だったんです。たとえばトレーナーが本を出すとき、モデルさんを立てて撮影して、自分は監修として関わるというのが当たり前でした。でも海外では、「このトレーナーみたいになりたいから、この人のメソッドでトレーニングする」というように、トレーナーがロールモデルとして前面にドンッと出てくるんです。それを知って、私も今のスタイルでやっていこうと決めました。「AYAみたいになりたいから、AYAのトレーニングをしよう」と思ってもらえるように、自分自身を磨き、お客さまの見本として体に良いことを伝授していくべきだと考えるようになりました。

――日本でイメージするトレーナーとは違った存在感があったんですね。

――そこから目標に向かって邁進されるなかで、挫折や不安を感じたこともあったのでしょうか。

AYA:やっぱりコロナ禍による不安は感じていました。ステイホームになって、お客さまに「自分とスペースさえあればトレーニングは成立するから、おうちでもちゃんとやってくださいね」と話していたものの、「ジムでないと、十分なトレーニングはできない」と思い込んでいたんです。だから、ジムを閉めたら不安になってきてしまって。実際に活動量が減ったことで、自分の体にも変化が出てきていました。

――多くの人が運動不足に悩んでいた時期かと思いますが、AYAさんも同じように影響を感じていたんですね。

AYA:だから活動量をふやすために、家のなかで動きまわるような1日のスケジュールを組み立てて実行していたんです。トレーニング・スタイルの引き出しをふやせて良かったのですが、その一方で、みんなが家でもトレーニングができることを知ったら、もうジムに戻ってこないんじゃないかという不安も出てきました。だけど、フィットネスは“人対人”だから、ちゃんと体に触れてアドバイスをするなど、対面でないとできないこともあると改めて思いました。逆に今は、こんな不安な時期を乗り越えられたんだから、もう何が起こっても大丈夫だろうという強いメンタルを手に入れられましたね。

日本の文化を変えるために、トレーニングの魅力を伝えていくことが課題

――AYAさんの今後の目標を教えてください。

AYA:最初にお伝えした通りで、私は「衣食住+運動」「日本総フィットネス化計画」というスローガンを掲げています。これはきっと生涯の目標になると思っています。やはり「日本で運動を当たり前にする」というのは、「文化を変える」ということなので、簡単なことではありません。しっかり共感して自発的に行動してもらえるかが大事だと思うので、「自分がどうあるべきか」「どういうふうな活動をすれば人の心を動かせるのか」については、まだ模索中ですね。とくに、トレーニングをしていない人たちにどうやって運動の魅力や必要性を知ってもらうかが、私の考えるべき課題だと思っています。

――現在トレーニングをしていない人も、頭では運動した方が良いとわかっていると思うんです。どうすれば、そんな人でも運動を始められるでしょうか?

AYA:まずは、自分が絶対に達成できる目標を一つ設定して取り組んでもらいたいですね。これまで運動をしてこなかった人がいきなりジムに入るとなると、ちょっとビッグジャンプし過ぎかなと思うので。まず自分ができる範囲で、体を動かして汗をかいてみるべきです。週1回、汗をかくまでウォーキングをするなど、もっと簡単なことでもOKです。それができたら1個の成功体験になるんですよ。成功体験をいっぱい作って、自信をつけることから始めてみましょう。「少し汗をかくまでウォーキングしよう。」「できた。」「じゃあ、次は週1回ジョギングしてみようかな。」「できた。」「じゃあ、次は週2回頑張ってみよう」など、少しずつ小さい階段をステップアップしていけばいいんです。

どうすれば、そんな人でも運動を始められるでしょうか?

――自分が無理なく続けられる目標を設定するんですね。

AYA:そうすれば、気がついたら運動が習慣化して「運動をしないと気持ち悪い」ぐらいに考え方が変化していくと思います。でも、一番最初の目標を高く設定しすぎちゃうと、「もう無理」というような挫折を味わうことになってしまうんですよね。「こんなのできるに決まってる」くらいの目標を立てて、少しずつステップアップしていってください。私もその方法でやってきましたから。

――参考になります。では、AYAさんがご自身の理想のライフスタイルを叶えるために、意識して実践していることはありますか?

AYA:理想とする「トレーナー・AYA」の人物像に合う生活を心がけています。お客さま視点で「どういう先生にレッスンを受けたいか」といったトレーナー像を考え、そのイメージに合った行動をとるようにしていますね。

――誰も見ていない状況でも、それが自分を律する力になるんですね。

AYA:はい。たとえば脂ものを食べたいと思ったとき、「こんな人に『脂ものは食べちゃダメですよ』と言われてお客さまが納得するか」を考えると、食べたい気持ちがなくなっていくんです。お客さまのことを思うと、手が伸びないというか。でも、ルールを徹底し過ぎると苦しくなってしまうので、「チートデイ」と言って息抜きをする日を作っています。あとは、お客さまの成長を感じたときに「私も頑張らなきゃ」と思いますね。お客さまがレベルアップした分だけ自分も体を磨き、常に目標としてもらえるような良い距離感を保つようにしています。

――誰も見ていない状況でも、それが自分を律する力になるんですね。

――プライベートでもトレーナーとしての意識を高くもたれているんですね。体型や健康の維持を常に心がけていらっしゃるAYAさんですが、将来に備えて資産形成などの対策はされていますか?

AYA:そうですね。掛け捨てではない貯蓄型の保険や、ドル建ての保険に入っています。保険は「入った方が良いよ」と知人に勧められたのをきっかけに、考えるようになりました。将来のために始めたわけではないのですが、今になってみれば考えておいてよかったなと思います。あとは、家を買いました。家賃を払い続けるより、自分の資産になる方が良いと思ったんですよね。

――すでに対策に取り組まれているんですね、素晴らしいです。では最後に、ライフデザイン設計に悩む読者の方々に向けて、AYAさんから一言アドバイスをお願いします。

AYA:自分の気持ちに正直に生きることが大事だと思います。やりたいことや興味のあることを無視して、「これでいいか」と思って過ごしていると、きっとうまくいかないですから。私は運動が好きで、運動にまつわる仕事をすると決めて進んできました。皆さんも、私でいう「運動」といった人生のキーワードを見つけることから始めてみてください。私は心配性なので、「こうなったらどうしよう」とネガティブなことを考えがちなのですが、そう考えるほどその思考の通りになってしまいます。「常にポジティブに生きる」というのを自分のマインドの中に置いておくと、きっとうまくいくと思います!

AYAさんから一言アドバイスをお願いします。
  • 取材・文:末光京子
  • 撮影:枝松則之

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ソナミラ株式会社 金融商品仲介業者  関東財務局長(金仲)第 1010号