【VS討論】話題のリスキリング、するならどっち?「MBA取得派」vs「デジタルスキル派」でメリットやお金事情について討論しました!
2022年10月、岸田総理は所信表明演説で、個人のリスキリング(スキルの学び直し)に対して公的支援を行う方針を打ち出しました。その支援額は「5年間で1兆円」!にわかに脚光を浴びているリスキリングですが、「じゃあ、何を学び直せばいいの?」「働きながら勉強するのは大変……」「本当に年収アップにつながるの?」と不安を感じ、なかなか踏み出せないという方も多いのでは。
そこで今回は、社会人の学び直しに人気の2つのスキル習得に着目!一つは経営に必要な高度な知識を学ぶ大学院修士課程である「MBA(経営学修士)」。もう一つは2030年までに最大79万人規模のデジタル人材不足が起こるという経産省の試算を背景にした「デジタルスキル」。
MBA派とデジタルスキル派の2組に分かれ、それぞれの特徴や取得メリット、費用などの点から討論しました!
<登場人物紹介>
司会者:トウマ
「俺の人生 ハイリスク ローリターン」と人生哲学を語る男。このTシャツ芸こそが「スベる」というハイリスクを抱えている。
MBA取得派:ナカムラさん
慶應義塾大学大学院が設置するビジネススクールの卒業生。現在は外資系の不動産会社で会計の仕事をしている。
MBA取得派:小泉さん
広報や役員会事務局経営企画として企業に勤めた後、退職して慶應ビジネススクールに進学。今年の3月に卒業したばかり。
デジタルスキル派:西岡さん
新卒で入社し、企画職をしていたIT企業を退職して「デジタルスキル」のリスキリングを決意。今では、地元の栃木県でフリーランスのWebデザイナーに。
デジタルスキル派:奥山さん
某大手新聞社で記者を務め、「Webメディア部門」への転属を自ら希望した経験をもつ。紙媒体が主流だった当時は、変わった人扱いされたとか。
そもそもMBAやデジタルスキルって何を学ぶの?
トウマ:MBA取得という難関を突破された方、そしてこれからの日本を支えるデジタルスキルを習得された方。今回のVS討論にも、聡明で高い志をもつ素晴らしいパネリストの皆さんにご参加いただきました!
奥山:で、そのTシャツは?
トウマ:私の生き様である、「ハイリスク・ローリターン」の精神を反映しています!
奥山:高いリスクで少ないリターンって、全然ダメじゃん。
トウマ:「リスキリング」って、つまり皆さんはリスクを回避して、リターンにつなげるのがうまい人たちなんですよね?あやかりたくて!
ナカムラ:この司会者はいきなり何を言っているんですか…。リスキリングというのは、「Re-skilling」。スキルを新たに身に付ける、つまり学び直すことですよ!
トウマ:ジョ、ジョークですよ。さあ、仕切り直しましょうか!ところで、MBAって何ですか?アメリカのバスケ大会ですか?
一同:ダメだ、この人。
ナカムラ:MBAは、「Master of Business Administration」の略で、日本語にすると「経営学修士」ですね。「経営学」の大学院修士課程を修了すると与えられる学位です。
トウマ:資格ではなく、学位なんですね!どういったことを学ぶのですか?
ナカムラ:私が卒業した「KBS(Keio Business School/慶應義塾大学大学院経営管理研究科)」では、マーケティングやファイナンス、組織論や人事、会計など、「経営」についてのすべてを包括的に学んでいきます。たとえば、実際にあった経営のケーススタディを行い、問題点や解決策についてみんなで分析、議論するような授業がありました。
小泉:学問としての「経営」というよりは、実践的なことを学んでいくんです!私もKBSで学び、「自分が経営者だとしたら、どのような意思決定をするか」と考える訓練を2年間行っていました。
トウマ:なるほど!経営に必要なことを実践的に学び、最終的に得られるのがMBAの学位なんですね。では、デジタルスキル派の西岡さんは、どのようなことを学んだんですか?
西岡:私は前の職場をやめたタイミングで、公的職業訓練の制度を利用して、無料でWebデザインを学びました。当初は「Excel」や「PowerPoint」が使えるくらいで、デジタルスキルはPhotoshopで簡単なバナーが作れる程度でした。 Webサイト制作を基礎から半年間学び、Webデザイナーとして働くためのスキルを身に付けました。
トウマ:職業訓練校ですか!
西岡:そうです!一緒に通っていた人のなかには、子育てから仕事に復帰したい主婦の方もいらっしゃいましたよ。
トウマ:奥山さんは、新聞社に勤めるなかで、デジタルの部門に配属が変わったということですよね?
奥山:私が新聞社に入社した頃は、紙媒体が主流の時代でした。そのなかで15年ほど前にWebメディア部門を希望して、転属したんです。
トウマ:デジタルスキルは、日々の仕事のなかで身に付けていったのですか?
奥山:仕事をしながらの、自主的OJT(On the Job Training/実践を通して業務知識を身に付けさせる教育方法)のような感じですね。社内には専門のデジタル技術をもった人たちがいましたが、基礎的なHTMLやCSS、動画編集、画像編集などの知識は独学で学びました。デジタルコンテンツをゼロから作るのは難しくても、修正くらいはできないと仕事にならなかったので…。
トウマ:かなり苦労したのでは?
奥山:大学時代にコンピューター室に通い詰め、インターネットに明け暮れていた時期があったので、そこまで違和感はなくスキルを身に付けられたと思います。当時は社会学部にいてゴリゴリの文系だったんですけどね…!
トウマ:大学時代の経験がつながっているんですね!ちなみにほかの皆さんは、大学でどういったことを学んでいたのですか?
ナカムラ:私は英米文学を専攻していて、経営の知識はゼロでした。
小泉:私は経済学部にいましたが、経営に関してはもうほぼど素人でしたね…。
西岡:私は商学部のマーケティング学科でした。MBAを取得された優秀な方たちを前に、少し緊張しています(笑)。
トウマ:学生時代の専攻とは異なる方向性でのリスキリングも、決して不可能じゃないということですね。
それぞれの「リスキリング」のきっかけとは?
トウマ:皆さんはなぜ、リスキリングをしようと思い立ったのでしょう?
ナカムラ:私はこれまでいろいろな業種を経験してきました。きっかけは、ラグジュアリーブランドに勤めていた28歳のときに「自分には専門分野がない」と気付いたことでしたね。30歳を目前に、専門性を追求したキャリア形成のラストチャンスだと思い、会社を退職してMBA取得に挑戦したんです。
西岡:私も会社を辞めてWebデザインを学び始めたのは、29歳のときでした!
小泉:私もそういえば仕事で壁にぶつかったのが20代半ばくらいで、そのあたりからMBA取得を本格的に検討し始めました。
ナカムラ:今考えると、30歳で何がどうなるというわけではないですけど、何か壁がありますよね!28歳、29歳になると無意識に焦りが出てくるというか。
トウマ:キャリア形成において、やはり不安を感じる年齢なんですかね?
ナカムラ:そう思います!
西岡:私は新卒で入ったモバイルコンテンツを制作するIT企業で企画をしていたとき、大学の専攻が文系だったこともあり、デジタルスキルの不足を感じていたんです。
トウマ:社内でほかの部署の仕事を学ぶようなシステムはなかったんですか?
西岡:大きい会社だったので、良くも悪くも作業分担がしっかりされていたんです。「デザイナーやプログラマーの方とちゃんと話し合いたいから、デジタルスキルを勉強したいです」と申し出ても、「必要ない」という雰囲気が会社全体にあって…。
トウマ:なるほど。新しいことを学ぶには、会社側の理解も必要ですよね。
小泉:私は広報や経営企画として働いているなかで壁にぶつかったのがきっかけでした。「もっと会社の役に立つためにはどうしたらいいか」と悩んでしまって。もう一度、ちゃんと腰を据えて勉強したいという思いが強くなり、進学を決めたんです。
トウマ:何ともマジメな理由!
奥山:私の場合は「必要に駆られて」ですね。デジタルの部署に配属されたからといって、会社から「HTMLを学べ!」という指示があるわけではなかったのですが、実際には必要です。だから自分で学び始めたんです。
トウマ:でも、紙媒体が主流の時代に、自らデジタル部門に行くのは大変だったんじゃないですか?
奥山:とくに不利益があったわけではありませんが、「まず紙面を完成させてからデジタルをやる」という扱いがしばらく続きましたね。本当に「紙」こそが「神」の会社だったので。
トウマ:うまいことを言い返してきた…。
奥山:その後、DXでデジタル化が一気に加速して行くことになりましたけどね!
働きながら学ぶって、実際にできるの?
トウマ:奥山さん以外の方は、退職後にリスキリングを始められたそうですね。実際、働きながら学ぶこともできると思いますか?
ナカムラ:KBSは基本的に、全日制で2年間学ぶ必要があります。そのため、入学した全員が休職か、退職が前提になっています。「EMBA(エグゼクティブMBA)」という、土曜日中心に開講しているプログラムもありますが、入学するには15年以上の勤務経験が必要になるなど、より高いレベルの経営スキルを求める人が対象です。
小泉:全日制は勉強に全集中できる一方で、毎日朝から晩まで授業や課題、グループワークが山ほどあるので、基本的には仕事を辞めるか、休んで通われる方がほとんどです。一方、仕事を継続しながらMBA取得を目指す方は、夜間コースが設置されているビジネススクールを選ばれることが多いですよね。
ナカムラ:知り合いで働きながら夜間コースのMBAを取得されたが方がいらっしゃいますが、9時から17時まで会社で働いて、18時から21時まで授業を受けて、そこから課題も進めなければならず、その両立もまた大変そうでした。。
トウマ:それができてしまう超人もまれにいますが…。なかなか厳しそうです。
小泉:MBAに限らず、就業後の時間やランチタイムを使って勉強する方は多いですよね。
ナカムラ:上司に「こういう勉強をしています」と伝えておくと良いかもしれませんね。気付かれることなく勉強を続けるのは難しいと思いますし。
西岡:私は退職前、自宅で「Photoshop」を勉強していた時期があるんです。「このサイトのバナー、どうやって作る?」という話が仕事で出たときに、「最近Photoshopを使えるようになったので、私が作りますよ」とほぼ未経験なのに言って、無理な徹夜をしてでも実績を作ろうとしていました(笑)。
トウマ:涙ぐましい努力を…。
西岡:当時は必死でしたから(笑)。ありがたいことに、そのとき所属していた部署の上司や先輩は学ぶことに貪欲な方が多く、私を応援してくれました。可能な方は、会社を巻き込んで「お金をいただきながら好きなことを学ぶ」というのも良いかもしれません。「うまくいかなかったら謝ればいい」くらいの図々しさも、ときには必要ですよね。
トウマ:仕事のなかでいろいろ挑戦してみることは大事ですね!
西岡:「熱心な人」と、良い評価につながることもありますし。
小泉:私もMBA入学前は働きながら学んだり、広報関連の資格を取得したりしていました。ただ、仕事に支障をきたして信用を失っては元も子もないので、毎朝5時に起きて7時まで勉強したり、会社の「NO残業DAY」はできるだけ早く帰宅して4時間は勉強に充てたり、就業時間外で時間を捻出していました。
一同:おおぉ~!
トウマ:結局のところ、時間をうまく作って努力することが大切なんですね。
奥山:今までの話を俯瞰して考えると、会社組織では「リスキリング」は「本人が自主的に行うもの」という認識になってしまっていますよね。そこに、世の中のニーズとのギャップがあるように感じます。
トウマ:確かにそうですね。本来、社員のスキルアップは人材を雇用する企業側にとっても利益があるはずなのに。
奥山:会社と社員が同じ方向を見て進んでいるのなら、もっと「お金を出すから、どんどん学んで来い」となるべきで、評価制度にも取り入れられるべきなんですよ!
リスキリングのお金事情、かかったコストとリターンは
トウマ:次は、リスキリングにまつわるお金まわりの話をお聞きします!西岡さんは職業訓練を利用して、無料で学べたんですよね?
西岡:私は職業訓練だったので、学校自体はテキスト代以外のお金はかかりませんでした。でも自習する必要があるので、性能が良いパソコンは購入しましたね。先生からは「写真撮影ができたほうが、仕事の幅が広がる」とアドバイスをもらったこともあり、再就職してからの初任給で一眼レフのカメラも買いました。
トウマ:その2つだけでも、最低20万円はしますよね。
西岡:そうですね。Webデザイナーの仕事を身に付けるために、派遣社員として1年間働いたこともありました。でも前職より給料が下がってしまって。新しく学んだスキルを仕事にするまでには、どうしても経済的に大変な期間はあるのかなと感じています。
トウマ:新しいスキルが良いお給料に直結するわけではないですからね。MBA取得には当然、学費も必要ですよね?
小泉:KBSでは学費として、年間200万円以上(※1)が必要です。2年間だとその倍。私の場合は留学にも行ったので、その費用が上乗せでかかりました。
(※1)慶應義塾大学大学院Webサイトより。2023年度の初年度納付金合計は「2,217,600円」。
トウマ:会社を退職して通うとなると、かなりの負担になりますよね。
小泉:会社員時代の貯金を切り崩してやりくりしていましたが、奨学金の設定もあったので私はそれに助けられていました。金額は大きかったのですが、身銭を切っている分「元を取らなきゃ」という気持ちで勉強にも熱がこもったところはありますね。
トウマ:これだけ払うんだから、もう120%学んでやろうと(笑)。
ナカムラ:そうそう!私も同じでした。
トウマ:奥山さんは、リスキリングにかかるコストはありましたか?
奥山:私の場合は、コストより、キャリアにどう影響するかが重要でした。入社当時は、新聞記者のキャリアステップがわかりやすく決まっていたんです。一方、デジタルは「何歳でどんな役職になるか」などが全くわからない世界でした。そのため、デジタル部門への配属にリスクを感じていた人は多かったんじゃないでしょうか。私は当時20代後半とまだ若かったこともあり、あまり深くは考えていませんでしたけど…(笑)。結果的には、給与が減らされるようなことはありませんでしたが。
トウマ:若さゆえの怖いもの知らずですね。皆さんはリスキリングによるメリットやリターンを感じていますか?
小泉:私はこれから社会に出るので、今後しっかりとリターンを生み出さないとなと思っています(笑)。MBAを取るために大学院へ通って得られたメリットは、新たな出会いや人とのつながりが得られたことです。年齢もバックグラウンドも関係なく腹を割って話せる仲間がふえたことは、自分にとって大きな財産です。
西岡:私は確実にリターンがあったと感じています!Webデザインを楽しく学び、今はお仕事も定期的にいただけるようになり、会社員時代よりも自由に使える時間がふえました。ただ「誰でも簡単に!」というような広告は信じない方が良いと思いますね。月々のお金をしっかりと稼げないと、ソフトの使用料も払えなくなりますよ。スキルを得るためには、相応の投資も必要だと実感しました。
奥山:デジタル部門を自ら選んだことで、時代に先行して「紙媒体以外にも対応できる」ようになったのは良かったと思います。確実に仕事の選択肢が広がりましたね。
ナカムラ:私もリターンは大きかったと思っています。MBA取得後の転職で、年収が100万円くらい一気に上がりました。すぐに大企業の社長になれるわけではありませんが、そのパスポートを手にすることはできたのかなと感じています。MBAと聞いて「起業」をイメージする方も多いかもしれませんが、それはその人次第ですね。
リスキリングをやり遂げるために大切なのは、自分の意思で進むこと
トウマ:皆さんがリスキリングを最後までやり遂げられた、最大の要因はどこにありますか?これからリスキリングに取り組む方々のヒントになれば。
西岡:何かを作るのが楽しかったというのが一番ですね。私の実家は栃木県で、かんぴょう農家をやっているんです。職業訓練を終えてWebデザイナーを始めた頃は、当然依頼なんて全くない状態だったので、まずは実家のかんぴょうのラベルをデザインしていたんですよ。
ナカムラ:すごいですね!
西岡:目に見える実績を作ることが、モチベーションにもつながりますし、作品の1つとして見せられるようにもなります。とにかく飛び込んでみることが、私にとっての「やり遂げる秘訣」ですよ!最近は副業で、ハンドメイドアクセサリーも作っています。アクセサリーの台紙やショップカードを自分でデザインしてそれも実績にしています。
トウマ:ナカムラさんと小泉さんは、なぜMBA取得という難関を越えることができたのでしょうか?
ナカムラ:KBSでの人との出会いと、修士論文に全力で取り組んだ体験が大きかったです。2年目にゼミで作成した「エージェントベースモデルによる観光業の政策評価に関する探索的研究」の論文がシンガポールで刊行された学術誌に掲載されたときは、大きな達成感がありました。常にそのときどきの目標に向かって進んでいったのが、やり切れた理由と言えますね。
小泉:自発的に意思決定して始めたからこそ、やり遂げられたと思っています。あとは入学前に自分はMBAで何を学び、得たいのかを明確にしたうえで、「2年間で英語を話せるようになる」「成績はすべてAを取る」など、具体的な目標を立てていたのもモチベーションを維持する源泉になったと思います。
トウマ:なるほど!達成感と自発的に進む意思がポイントですね。
奥山:私の場合は少し特殊で、紙媒体の在り方への危機感があったからです。新聞記者のなかにも、記事を書くライターと、紙面の構成やレイアウト・配置・見出しを考える編集者としての2種類の仕事があります。ライターは記者そのものですが、編集者の仕事は「整理記者」と呼ばれるものです。私はどちらも経験したうえで、編集者の視点に立って「紙媒体」の存在を見たときに、記者をやっているだけでは気付きづらい現実が見えてきたんです。
トウマ:ライターの立場では気づかないこととは?
奥山:マーケットへの意識ですね。編集者の視点でユーザーの時間の使い方や記事を読む場所などを考えるようになり、「新聞も今の形のままではまずいのではないか?」「デジタルへのシフトチェンジが必要だ」と確信できるようになったんです。記者だけをやっていたら、今のようなキャリアを歩めなかったかもしれません。
トウマ:自分の将来にとって本当に必要なスキルを、客観的な立場で見ることが大切なんですね!では最後に、これから新たにリスキリングしたいことがある方はいますか?リスキリングを終えたばかりの小泉さんもいますが(笑)。
奥山:それはもう、MBA取得しかないと思いますよ!
トウマ:最後の最後に寝返った!
奥山:それこそリスクとリターンの変数が大きい時代ですからね。自分自身、会社の経営に関与するようになったのですが、知識や考える力の大切さが身に沁みています。経営のケーススタディだけを取っても必要な学習ですし、さらにその背景にある理論を身に付けることで、あらゆる仕事のベースになっていくのではないでしょうか。
小泉:何か、ありがとうございます(笑)。
トウマ:なぜ小泉さんがお礼を!
ナカムラ:私はデジタルスキルが欲しいですね!WordPressでホームページを作成しているのですが、何度も失敗して時間がかかってしまって…。今の時代は、自分である程度のデジタルスキルをもつことがお金にも直結するカギになると思っています。
トウマ:お互いの派閥に裏切り者が出たところで、MBA派vsデジタルスキル派のVS討論はお開きにいたします!MBAは取得が大変なものの年収などでスキル習得による変化が見えやすく、デジタルスキルは社会的な需要があるものの仕事を獲得するにはやはり相応の努力が必要なようですね。また、MBAは数百万円、デジタルスキルは数十万円と差はありながらも、どちらもスキルを身につけるにはお金が必要になりそうです。今回も実りのある時間になりましたね!
まとめ
リスキリングをテーマに行われた、今回の「MBA派vsデジタルスキル派」の討論バトル。双方のメリットや各々の実体験が共有されるなかで、次のようなことがわかりました。
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もちろん「リスキリング」は、あらゆる分野で可能。将来のために必要なスキルは人それぞれです。今回の討論が、ソナミラ読者の皆さんの「スキル習得」「キャリアアップ」の参考になればと思います。
取材・文:庄子洋行
撮影:豊島望