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ネットで簡単に申し込める医療保険、商品を選ぶコツをプロが解説

4つのステップとゴール

現在、医療保険はネットで簡単に申し込むことができます。また、「医療保険」とネット上で検索をしてみると、種類のあまりの多さに戸惑うこともあるでしょう。

 

そこでこの記事では、プロから見て医療保険に加入する際に検討すべき4つのステップをご紹介します。

是非、医療保険を選ぶ際の参考にしてみてください。

目次


  1. 医療保険に加入する際に検討すべき4つのステップ
  2. お金のプロが考える3つの基準
  3. 自身で選べない人はコンシェルジュに相談しよう

医療保険に加入する際に検討すべき4つのステップ

医療保険に加入する際に検討すべき4つのステップ

医療保険を検討する際は、次の4つのステップを踏むことが大切です。

ステップ1:支払対象となる疾病を絞る
ステップ2:1日あたりの入院給付金を決定する
ステップ3:支払限度日数を決定する
ステップ4:その他の特約を決定する

それでは1つずつ詳細をみていきましょう。

ステップ1:支払い対象となる疾病を絞る

医療保険は、それぞれの商品によって支払いの対象となる疾病に違いがあります。

  1. 一般医療保険・・・ほとんど全てのケガや疾病を支払いの対象とする
  2. 特定疾病・・・特定の疾病を支払いの対象とする
  3. がん保険・・・がんに関連する入院や治療等を支払いの対象とする

一般的に1.2.3.の順で支払い対象が狭まっていきます。ご自身が、どこまでカバーされる保険に加入したいかを検討しましょう。
例えば、生活習慣に気をつけていて、糖尿病で入院する可能性は低いと考えているけれども、「がん家系なので、がんに罹患するリスクには備えておきたい」ということであれば、がん保険への加入を検討します。

一方で、「どんなケガや病気に罹患したとしても、医療保険からの給付金を受け取りたい」ということであれば一般医療保険への加入を検討します。
全てのケガや病気をカバーするとなると保険料が高額になるため、まずはご自身が心配と思う病気を中心に加入を検討すると良いでしょう。

ステップ2:1日あたりの入院給付金を決定する

医療保険によって、1日あたりの入院給付金が異なっていますが、平均の入院日数(全年齢)は疾病によって差があり、次のようになっています。

傷病別平均在院日数

※この調査の元となる厚生労働省「患者調査」の記載では、入院日数ではなく在院日数となっています。この後の解説では「在院日数」を「入院日数」と読みかえて解説していきます。

このように、疾病別に平均入院日数はかなり異なります。短い入院であれば、自分で支払うこともできますが、入院が長くなれば長くなるほど負担も大きくなります。

公的医療保険制度の一つである高額療養費制度によって、1か月に負担した医療費のうち、一定の自己負担限度額を超えた部分は払い戻しを受けられます。そのため、入院給付金を検討する際は、公的医療保険制度についても考慮が必要です。

ステップ3:支払限度日数を決定する

次に、入院1回あたりの支払限度日数を決定します。
前述のとおり、疾病によって平均入院日数は異なります。医療保険を選ぶ際は、入院1回あたり何日間まで入院給付金を受け取れるか決める必要があります。

一般的に、支払限度日数は30日・60日・120日・180日といったタイプがあり、日数が長いほど保険料も高くなります。
一度退院しても180日以内に同じ病気で再入院した場合は、1回の入院として扱われることにも注意が必要です。
再入院時にも入院給付金を受け取れるように、保険料とのバランスを考えながら限度日数を選択しましょう。

ステップ4:その他の特約を決定する

次に、先進医療特約など、その他の特約の要否を検討しましょう。
先進医療特約等は、保障対象の治療を受ける可能性が高くない分、特約保険料も比較的安い傾向にあります。一方で、保障対象の治療を受けた際は高額の費用がかかるため、検討する価値はあるでしょう。

お金のプロが考える3つの基準

3つの基準

医療保険の加入を検討する際、上記の4ステップを踏むことで、ネット上で数多くある医療保険のうち、自分にどの医療保険が適しているかが分かりやすくなると思います。
しかし、上記のステップがご自身には当てはまらないことがあるかもしれません。そこで、お金のプロが考える3つの基準について解説します。

傷病休暇が充実しているか

会社にお勤めの方は、会社の傷病休暇制度を調べてみましょう。
入院等で仕事に従事できない期間の傷病休暇取得は、療養中も給料が支払われるのかを確認しましょう。
有給の傷病休暇が取得できるのであれば、闘病中の収入減少に対しての不安は少なくなるので、治療にかかる費用に重点を置いて医療保険を考えればよいでしょう。

一方で、有給の傷病休暇があまり取得できないとなると、入院にかかる費用だけでなく、働けない期間の収入についても就業不能保険等で準備しておく必要が出てきます。

家族に既往症を持つ人がいないか

がん等は、罹患部位によっては遺伝的要因があると言われています。ハリウッド女優のアンジェリーナ・ジョリーさんが、遺伝子検査の結果により、乳がんの発症リスクが非常に高いと診断されたというニュースが一時期話題になりました。
家族に気になる既往症がある場合は、その疾病に対して医療保険に入っておくことも検討しましょう。

地域の医療機関が充実しているか

入院するにしても、通院するにしても、大きな病気に罹れば専門の病院に行くこともあるでしょう。その場合、自宅からその病院が離れていると、交通費の負担も大きなものとなります。

自宅が都心部の場合は、大きな病院も比較的近くにあるかもしれません。しかし、自宅が都心部にない場合は、病院が遠いことも考えられ、自身の通院のためにかかる交通費や、家族がお見舞いに来るための交通費等が高額になることも考えられます。
医療保険に加入する際は、ご自身が住んでいる場所も考慮にいれましょう。

自身で選べない人はコンシェルジュに相談しよう

コンシェルジュの説明を聞く女性

医療保険はネットで簡単に申し込める時代になりました。
しかし、簡単に申し込めるようになった反面、人からアドバイスを受ける機会は減ったのではないでしょうか。
ネットで申し込む際は、前述の内容を参考にしていただき、ご自身に合った医療保険を選択してみてください。

また、ご自身ではなかなか自分に合ったものが選べないという方は、ソナミラのコンシェルジュに相談してみてください。相談は無料で、多くの医療保険から、ご自身に合ったプランの提案を受けることができます。

せっかく医療保険に加入していても、いざという時に役に立たなかったら意味がありません。
ご自身に適した医療保険に加入することができるよう、なんとなく加入するのではなく、しっかりと検討して医療保険に加入しましょう。

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